【読書記録】『書く習慣 自分と人生が変わるいちばん大切な文章力』
こんにちは。
今日は読書記録を書いていこうと思います。
本日ご紹介するのは
『書く習慣 自分と人生が変わるいちばん大切な文章力』 いしかわ ゆき/著(クロスメディア・パブリッシング)
です(´˘`*)
この本を手に取ったわけ
この本は私の務めている図書館にあったものです。 分類でいえば8類になります。
この本が面白そうと思ったのは、私自身「書く」ことが苦手だからです。
というかむしろ嫌いです。
「読書感想文」というものが、私は学生時代通じて大嫌いでした。
なぜなら、字数が決まっていたり、内容がまとまっていないと書き直させられるから(--;)
例えば、あるシーンを読んで「すっごい共感した!」と思った時。
「共感しました。」 おわり
これだけだと、読書感想文は確実にダメですよね。でも、この気持ちは確実にその本を読んで自分が覚えた、嘘偽りのない感想なんです。
それをいかに言葉にするか、伝えられるかを育てるのが目標なんでしょうけど、感じたことをいつでもそこまで言語化できるなんてこと、まずない。(私は)
でも書かなくちゃいけない字数がある。
だから、「どこに」「なぜ」「どのように」共感したのかを書いていくわけですが、そのうち自分でも何書いてるのか訳分からんくなってくるんですよね。
そうすると、「あれ?これって自分がほんとに感じたことじゃないかも」ってなるんです。
本を読んだ時、震えるほど覚えた感動が、冗長な感想文によって「嘘」になってしまった。
そんなふうに小学生の頃感じて、すごく嫌だったんですね。上手く書けないんですよ。
そしてこう思ったんです、、
なんで、「面白かった!」は「面白かった!」のままではダメなのか?
デートで映画を観たとして、彼女が「面白かったな、あのシーンが音楽と合っててよかったよね!」と言ったとします。
そこに、「面白かったって具体的にどういうこと? どうして面白いと思ったの? そのシーンとBGMが合っていると感じた理由は何?」
とか、彼氏が聞いてきたらどう思いますか?
ウンザリしません?笑
「書く」ことでホントの気持ちを無くさない
前置きが長くなりましたが(--;)
でも、「書く」ことっていうのは、とても色々なメリットがある。何となく実感してる方いるんじゃないでしょうか。
人は生きている中で、一日の中でさえも様々な思いを抱きます。そして、それをどうにかして
「伝えたい!」 「言いたい!」
って、想いがあると思うんですよ。
その手段のひとつが「書く」ということ。
でも、自分の気持ちを「書く」にはちょっとした注意点があると、この本を読んで感じました。
では、ここから本の内容をかいつまんでご紹介しようと思います。
「うわぁ〜」と思ったら「うわぁ〜」と書いてしまえ(53)
これは、凄く嬉しい言葉でした笑
前フリでも言いましたが、私は型にはめられることで、自分の気持ちが嘘になるのが大っ嫌いでした。
いしかわさんは書いています。
日常で使わないようなかたっくるしい表現をすることは、自分の生々しい気持ちを封じてしまう足枷になりかねません。(54)
わかる〜笑
何様だよって感じですが、これはとても共感できる一文でした。
「うわぁ〜」と思ったら「うわぁ〜」って書こう。
「驚いた」「恐れ慄いた」とか無理に使う必要はありません。 この「うわぁ〜」にこそあなたの人柄や本音が滲み出ているのだから、変に言い直したらもったいない。(54)
この本はまず、「書く」ことにおいての完璧主義を否定しています。
人に褒められるような、とか、かっこいい、とかを意識するのはあんまり良くない。
思い浮かんだままの言葉を、まずは書いてみようという訳です。
くそったれ!と思ったら、
「くそったれ!」
と書けばいいんです。
「誰でも書けそうな文章」から抜け出す方法(179)
すごく魅了的な見出しです。
ここでいう「誰でも書けそうな文章」というのは、「当たり障りのない文章」の事です。
当たり障りがない=誰も傷つけない
それを意識すると、人は自分の本音を隠します。
「誰でも書けそう」な文章に足りないもの。それは「書き手の本音」です。要するに、
「で、あなたはどう思うの?」です。(181)
会話でも、自分の意見が無い。どう思っているのかが、なかなか見えてこない人って、なんか怖いし面白味もありませんよね。
「こういう漫画を読んだんだ。」
とだけ言われたら、「ん?」って思いませんか?
だからなに?と……
「こういう漫画を読んだんだ、こういう話でね、伏線の張り方がめちゃくちゃ上手くてびっくりしちゃった!」
の方が、「へぇ!いいね!」って興味も持てるし、面白い。
「面白かった」でおわらない人になるための読書術(141)
さて、この見出しはなかなか耳が痛そうです笑
冒頭でも書いた通り、私は自分の感じた
「面白かった!」
を詳しく言語化するのがとても苦手です。
書くことに対する苦手意識(むしろ嫌い)があるのもそのせい。
でも、このクソデカ感情を誰かに教えたい!
って思いが人一倍強い(たぶん)のも私です。
すると、伝えたいけど、どう言って(書いて)いいか分からないという葛藤で苦しむことになります。
するとですね、この本にはこんなことが書いてありました。
(中略)最後まで読みきったら、
秒で感想を書きましょう。(144~145)
本を読みおえた瞬間から、内容の記憶は失われていきます。「この本は素晴らしいから、時間のあるときにじっくり読み、論ぜねばならぬ」「この熱い思いはスマートフォンのフリック入力などでは伝えきれまい。パソコンに触れられるときにあらためて語ろう」……とか思ってると、
50000年くらい過ぎるので今書こう。さっさと書こう。(147~148)
うん…………
だよね!!!笑
皆さんもご経験あると思いますが、いくら感動したり楽しいと感じたりしても、結局人って忘れるんですよね。
自分のつまずきはここにあると思いました。
私は、まさに「後で気合い入れてちゃんとやろう!」な人間なので、やる時にはすっかり忘れてるんですよね笑
だから伝えられないんでしょうね……
じつは、このブログも本を片手に読み進めながら書いています。最後まで読みきったら……て書いてありますが、リアタイでやってます笑。
なぜなら、後でまた読んで書くのはめんどくさいから。
すみませんね……(--;)
おわりに
さて、そろそろ飽きてきたし終わりにしようと思うのですが、
・いま何かを発信したいけど、何から書いていいか分からない!
・自分の気持ちを言葉にするのが苦手!
という方には、こちらの本が大いに参考になるのではないでしょうか!
最後に目次を載せておきますので、面白そう!と思った方はぜひぜひお手に取って見てくださいm(*_ _)m
注)引用の最後にある(数字)は、該当ページ数です。
目次
はじめに 人生なんて、「書く」だけで変わる
第1章 言葉と仲良くなれば書けるようになる
第2章 習慣になれば書くのが楽しくなる
第3章 ネタを見つけられると止まらなくなる
第4章 ちゃんと伝わると嬉しくなる
第5章 読まれるともっと好きになる
第6章 「書く」ことが与えてくれるもの
おわりに 「書く」ことで変わるもの、変えちゃいけないもの